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(同種)造血幹細胞移植の説明

妻に骨髄の提供をしてくださるドナーさんの情報ですが、MAX5人の候補者の第一候補のドナーさんのコーディネートがこれまで順調に来ていることは聴いていましたが、妻が一時退院中に転院先(移植する病院)の外来へ行ったその日が家族同席のもとの最終面談日だったのです。12/18です。

家族も同席しての最終面談です。これがクリアされるかどうか妻も私も心配していたのですが、12/20に血液内科の先生(責任者)が妻の病室に来られてこの最終面談がクリアできたとの連絡がありました。このまま順調に進めば妻のMA療法、前処置の後2/9に移植予定とのことです。ドナーさんは2/9に向けて、自分の体調管理に万全を期さねばなりません。何の見返りもないのに凄いボランティア精神の持主であり、本当に感謝しかありません。

12/22には妻と私が同席で主治医の先生から造血幹細胞移植に関する説明がありました。移植する前に妻は前処置と言って、ドナーさんの骨髄液が定着し易いように、妻がドナーさんの細胞を異物とみなさないようにできる限り造血力を少なくしてしまう処置です。抗がん剤投与、放射線2回照射などです。その後に完全無菌室に入り、移植(本番)という流れです。

この前処置も当然大きな副作用が伴います。先生の説明では下痢、膀胱炎、肺炎、心臓/肝臓/腎臓の障害、放射線照線による口内炎、吐気、皮膚炎などです。これらの副作用を抑制するために2日に1回程度大量輸血が行なわれるそうです。利尿剤も頻繁に投与されます。

移植にはフル移植とミニ移植があります。フル移植は骨髄破壊的前処置と言って前処置の段階で徹底的に患者の造血力を無くしてしまうやり方です。移植後の副作用や合併症が強いと言われていますが、ドナーさんの細胞がそのまま定着しやすくGVHDも緩いそうです。一方ミニ移植は年齢が高めであったり、内臓の働きが弱っている患者さんに行なうやり方です(以前はこのような患者さんには移植ができなかったそうです)。フル移植ほど強力な前処置ではなく副作用や合併症はその分少ないですが、患者の拒絶反応が強く出る、再発の可能性が高いと言われます。

先生の説明によれば、フル移植には主に年齢による制限が設けられており、40歳以下はフル移植、40~45歳はグレーゾーン、45歳~はミニ移植というのがおおよその基準だそうです。要するに若くて健康な状態であれば、副作用や合併症に耐える力があるのでフル移植が可能ということになります。妻の場合はミニ移植とのことでした。前処置の方法も一律に決められているのではなく妻の状態に合わせて行なってくれるのかもしれません。

また先生から第一候補のドナーさんからの提供方法は骨髄移植であるとの報告を受けました。

次回は移植についてのもう少し詳しい内容を病院からいただいた説明書にもとづき書いていきます。


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