移植する病院の案内書・続
- 2017年11月30日
- 読了時間: 3分
前回の続きになりますが、移植する病院での患者の感染防止について、案内書を元に追記したいと思います。
まず口腔ケアをしなければなりません。移植時の合併症(口内炎、敗血症など)を防止するためとのことです。
・歯科医師による診察の上、虫歯や歯周病があれば治療します、必要なら抜歯もします
・日々のスケジュールに沿った患者自身による口の中の乾燥や口内炎チェック(鏡で)
・口腔内を傷つけないよう注意しながら念入りに歯磨き
次に食事についてです。十分に栄養を摂ることは体力の低下を防ぎ、治療によりダメージを受けた細胞の再生を助け、また感染の防止につながるとあります。
抗がん剤や放射線照射によりどうしても経口摂取が難しくなるが、それを乗り越えてできるだけ口からの摂取が望ましいとの主旨です(食欲がない、臭いに過敏になる、お腹が張る、味覚がない、口内炎がある、吐き気などの副作用が起きる)。
経口摂取できずに点滴での栄養補給を続けると(絶食状態)、唾液の分泌減少の悪影響(口腔内の乾燥、自浄作用減少による口腔内感染)につながります。また腸など消化器官の粘膜萎縮が始まり感染症に罹りやすくなる、栄養不足の状態も生体バランスが崩れ、これも感染症を引き起こしやすくしてしまうそうです。
無菌化開始から免疫抑制剤の内服終了までは食事制限があります。この時期は食べるものから細菌、酵母、カビ、ウイルス、寄生虫に感染するリスクが高いためです。
かいつまんで記載します。
・水道水は必ず沸騰させたものを飲む。
・加熱殺菌されていない酒は飲まない(生ビール、生酒、ワインなど)※入院中は禁酒
・殺菌されていない乳製品(ヨーグルト、チーズ、生クリームなど)は食べない
・生肉/ハム、生たまご、貝類、生もやし、かいわれ大根、グレープフルーツ類は絶対避ける
・陳列されて売っているパンは食べない
・はちみつ、ドライフルーツは食べない
・納豆、キムチ、漬物は食べない
妻は大学病院でも、一時帰宅時にもこれらの食事制限は既に行っています。食べるものを十分に選びながらで難しいですが、できるだけ経口摂取が大切なことをこの案内書で知りました。
追記1、
移植治療により横になった状態が多くなることで次のことが起こりやすくなります。
・筋力低下
・関節拘縮(関節を動かさないと約7日で拘縮が始まる)
・肺機能低下(肺炎リスク)
・起立性低血圧
退院後の日常生活や社会復帰に支障をきたす可能性があるので、できるだけ規則正しく生活し
体を動かすることが大切。深呼吸や複式呼吸も含め、療法士による指導も入るそうです。
追記2、
患者の治療状況や感染リスクにより病室(クリーンルーム)の移動があります。
・クラス100(30センチ平方に0.5ミクロン以上の微粒子が100個以下)
・クラス1000(30センチ平方に0.5ミクロン以上の微粒子が1000個以下)
・クラス10000(30センチ平方に0.5ミクロン以上の微粒子が10000個以下)





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