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blog tytle

移植コーディネートの流れについて

  • 2017年11月26日
  • 読了時間: 3分

骨髄バンクから送られてきた(患者さんとご家族のための)骨髄バンク ハンドブックなどを元に、コーディネートの流れについて書きたいと思います。

まず移植を受けたい患者が骨髄バンクへ登録を行います。血縁者から提供が受けられない患者になります。また登録する患者の年齢制限はありません。

登録後にすぐ日本赤十字社でドナー検索が行われます。日々検索し、HLA適合度を中心に血液型や体重なども考慮し、移植するに当たって評価の高いドナーから順に担当医へ報告されます。適合ドナーが中々見つからないケースもあり、フルマッチ(6抗原適合)ドナーの他ミスマッチ(5抗原適合)ドナー検索を行う場合もあります。また適合するドナーが多い場合、一度に最大5人のドナーを確保しコーディネートすることもできます。担当医からコーディネートを開始するドナーの選定連絡が来ると、バンクでそのドナーからの採取に向けてのコーディネートが始まります。

以前記した患者負担費用とダブりますが、ドナー検索やドナーを一人に絞っていく前段階で患者の確認検査(SBT法HLA検査、A,B,C,DR座)を行ないます。この患者確認検査データを元に検索することになります。またドナーも確認検査を行います。これはドナーの健康状態を調べる一般血液検査ですが、必要に応じて蛍光ビーズ法HLA検査をすることがあるとあります。

ドナーが決まるとそのドナーから採取することに向けて、バンクが調整を開始してくれます。ドナーとその家族も同席しての最終同意面談まで進み、一旦同意した場合にはむやみにその同意を撤回できないそうです。採取の方法(骨髄移植か末梢血幹細胞移植か)についてはドナーが選定します。ここで難しいと思われるのは、担当医の希望する移植方法とドナーの希望が異なる場合です。ドナーが双方OKしてくれれば良いのですが、片方だと担当医の判断に委ねられると思います。

同意後は同意を撤回できないのですが、どうしてもドナー(やその家族)が同意を翻した場合には強制同意をさせることはできないため、そのドナーからの提供は中止になります。またドナーの検査結果で健康状態が良くないことが判明した時にも中止や延期があります。ドナー検索は、日本以外の国とも可能(バンクと提携しているアメリカ、台湾、韓国、中国)です。

上記に要する費用は概ね患者負担になりますが、医療費控除の対象にはなります。ドナーが提供のため入院する時、差額ベッド代が発生すれば患者全額負担になります。骨髄液や末梢血幹細胞の患者移植施設までの運搬費用は、健康保険対象(療養費扱い)です。

ドナーの移植時のトラブルに備えて加入が義務付けられるドナー団体傷害保険料も含めて、平均で合計19万円程度の患者負担になるとあります(免除無しの場合)。

コーディネートに関しては、ドナーの自発的な意思を尊重し、ドナーの安全確保を最優先し、ドナーのプライバシーを保護するとなっています。ただしバンクが取次ぎ、内容もチェックした上ですが、患者からドナーへ年に2回以内で手紙を出すことができます(移植後送付です)。患者情報は年代、性別、居住地域程度に限って書く必要があります。逆にドナーから希望があれば同様の制限された患者情報はバンクからドナーへ伝えられます。

最後に移植については事前に徹底してドナーの骨髄や末梢血幹細胞を調べ、患者との適合性を判断するのですが、ドナー由来の細胞が移植された患者の体内で何らかの変化を起こす可能性やその細胞由来の疾患を発症する可能性、ドナーの遺伝変異があった場合にそれが患者に伝わること、何かに感染した状態で移植されてしまう可能性について書かれています。


 
 
 

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