いよいよ治療開始
- 2017年10月24日
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9/1、主治医の先生から妻の今後の治療スケジュールに関する説明があるとのことで、午後大学病院へ向かいました。妻は昨日8/31から無菌室で治療準備に入っていたのですが、毎日行うこととして毎回の尿量の測定、検温(1日4回)、血圧測定(1日3回)、体重測定(朝1回)があります。尿や便は感染予防のため2回流さないといけないそうです(また特に尿には暫くは抗がん剤が混じるので曝露予防のためもある)。また見舞い客と会うなど無菌室から出る時には常にマスク着用ですし、感染予防は徹底しなければなりません。
16時から主治医の先生の説明があったのですが、その前に妻は抗がん剤等を点滴で投与するための中心静脈カテーテル留置処置を受けていました。シャワーで体を清潔にした後部屋を暗くし、エコーで確認しながら皮下2,3センチ程内部にある静脈にカテーテルを病棟担当医が挿入したそうですが、右腕のひじ関節の辺りから鎖骨近くの心臓に向かう血管までの約35センチの管が挿入されたとのこと。きちっとその血管に挿入されているか確認するためのレントゲン撮影も実施です。このカテーテルを通じて抗がん剤等の薬剤点滴、輸血、採血をおこなうことができます。妻は「これは命をつなぐチューブ」と言っていました。
先生から説明を受けた妻の治療内容についてですが、先回記しましたようにHYPER CVAD~HD(high does)MTX/Ara-Cという治療法になります。初めの2週間はHYPER CVAD療法として具体的な薬剤としては(製薬会社の商品名がほとんどです)、エンドキサン、オンコビン、ドキトルビシン、メソトレキセート、キロサイド(以上抗がん剤)、デカドロン(ステロイド剤、副作用抑制の補助剤)、カイトリル、イメンド(以上嘔吐抑制剤)、ソルデム(脱水を防ぐ、ミネラル分補給)を投与します。2週間の内、最初の4日間で集中的に抗がん剤や嘔吐抑制剤を投与するという感じです。以降は薬の量が少ないとかお休み日が入ったりします。抗がん剤投与は点滴のことが多いのですが、メソトレキセートとキロサイドについては、それぞれ別の日に髄注(脳脊髄腔注射の略)により、背骨の間からまずは脳脊髄液を採取(検査に出す)した上で、次に針は抜かない状態のままで注入します。ALLは脳脊髄に浸潤しやすいので、抗がん剤を直接投与するそうです。脳や脊髄への転移の心配のことでしょうから怖いことであり、麻酔して注射ですから当然点滴よりも苦痛ですが、とても大事な措置になります。
また抗がん剤投与とほぼ平行して白血球を増やすためのフィルグラスチム150という薬をこれは皮下注射で毎日のように投与していくそうです。
これだけ多種の抗がん剤を投与するのは、プロトコールに従っているということですが、それぞれの薬の抗がん作用には得意不得意(がんをやっつける方法が異なる)があるので、混合させて用いることが必要というのが理由と思われます。嘔吐抑制剤が多いのは抗がん剤の副作用としては必ず起こる症状であり、ひどくなる前に抑制するためでしょう。またその他副作用抑制としての内服薬も飲んでいて、腸内細菌殺菌や胃潰瘍抑制、肺炎抑制抗生物質、尿酸排泄のための薬等です。口内炎予防の外用薬もあります。
このように多種類の強力な抗がん剤を用いるのですが、それぞれの薬によって、また患者毎に出てくる副作用も変わので、この副作用との闘い、どう抑制していくかもとても重要だと認識しました。





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